近ごろスーパーでもすっかりおなじみの野菜として定着しつつある豆苗。
注目すべきは小松菜やほうれん草を上回るといわれる高い栄養価と、一度食べ終わったあとに再生して再収穫できるコストパフォーマンスのよさです。
「家で育てるなんて面倒くさ~い」
「再収穫した豆苗なんてあまりおいしくなさそう」
って、一度カットして食べたあとすぐにポイするなんてもったいない!
豆苗はズボラや面倒くさがりこそ再生・再収穫するべき救世主的野菜。
豆苗をキッチンのすみに生やしておけば、
- カットして 塩昆布とごま油と混ぜるだけの手抜きすぎ副菜完成
- ちょっと彩りのさびしい料理にパラパラのせる
- 主婦のひとりおうちランチ・ラーメンやパスタのおともに
- 子供にチョキチョキ収穫してもらって簡単家庭菜園もどき
など大活躍まちがいなし。
豆苗の再生には家庭菜園の知識などはもちろん必要ありません。失敗しないためのコツをおさえて「水につけておくだけ」です。
この記事では春夏秋冬豆苗の再生にトライし続けたわたし・葱井が、豆苗の再生に失敗しないためのコツや、豆苗の再収穫は何回まで食べられるのかについてまとめました。
いつも豆苗を食べたあと根っこをすぐ捨てている人、豆苗の再生に失敗してしまう人は読んでみてくださいね。
豆苗の再生に失敗しないための4つのコツ
一度食べたあと水に浸けておくだけで再生する豆苗ですが、残念ながら再生に失敗してしまい再収穫に至らないこともありました。
豆苗の再生に失敗したときの原因はおもに4つ。この4つさえおさえておけば、シャッキリおいしい豆苗が再収穫で食べられますよ。
1.ギリギリまで切りすぎない
豆苗を購入後初めてカットするときに、下の豆部分ギリギリまで切ってしまうと再生しにくいです。
ギリギリではなく長さに余裕をもたせ、根元に生えている小さい芽は残してカットするのがポイント。
豆苗をカットしたあとまな板に切断された豆が転がってたらギリギリまで切りすぎかも。
2.水換えを忘れない
水換えをさぼって水がドロドロに腐ってしまうと再生しても成長が止まって枯れてしまいます。なるべく毎日水を換えましょう。
特に夏場は1日換え忘れただけでもアウトなので気をつけてくださいね。
キッチンのシンク付近など水をすぐに換えられる場所で豆苗を育てると水の換え忘れを防ぐことができるのでおすすめです。
キッチンのすみっこの暗い場所は育ちにくいので明るいところに置くべし!
3.水をたっぷり入れてはいけない
豆部分がつかるくらい水をたっぷり入れてしまうとカビが生えます。カビが生えても一応再生して成長はしますが、カビの生えた野菜を口に入れるのは気がすすまないですよね……。
水は根っこの部分がひたればじゅうぶん。豆が水中に沈んでいるのは水の入れすぎです。
4.室温をあたたかくする
暖房を入れていない冬の寒い部屋(室温10度前後)では豆苗がほとんど再生しませんでした。
その後毎日暖房を入れるようになると一気に再生しだしたので、豆苗の再生にはある程度の室温は必要だということですね。
また、購入後すぐに食べずに一度冷蔵庫で保管すると再生がおそくなることも。
豆苗を購入したらなるべくその日に使い切って、そのまま再収穫にむけて水につけるのが豆苗再生への近道です。
豆苗の再収穫は2回まで
日当たりなどにもよりますが、収穫回数が増えるにつれてだんだん再生する本数が減り、1本1本が細く色もうすくなっていきます。わたしは豆苗の再収穫でおいしく食べられるのは2回目までだと感じました。
また、再生させた豆苗はよく伸びますが、伸びすぎるとだんだん先がツル状になります。そこまで伸びると細すぎてあまりおいしくないので、買ってきたときの長さくらいまで伸びたらカットしましょう。
名前みたらわかるけどマメ科やしね。
さいごに
豆苗の再生に失敗しないためのポイントは、
- 最初にカットするときに豆ギリギリで切らない
- 水換えを忘れない
- 水は根っこが浸るくらいまで
- お部屋をあたたかくする
でした。
「おいしい」「栄養満点」「安い」と三拍子そろった神野菜・豆苗を上手に再生して再収穫まで食べ尽くす人が増えますように。