おでんが美味しい季節になりましたね。
わたし、おでんの具でいちばん好きなのはこんにゃくなのですが、おでんのこんにゃくに味をしみこませるためにはあの網目状の切り込みが必須。
主婦になってから15年、ずっとこんにゃくの網目状の切り込みを1本ずつ包丁で入れていました。包丁で板こんにゃくに切り込み入れるのにかかる時間は、片面だけで約1分。うーん、地味にめんどくさくないですか?
そんなあなたに朗報です。どんな家にも必ず1本はあるであろうあのアイテムを使えば、こんにゃくの網目状の切り込みを入れる作業が片面10秒で済むんですよ!
そのアイテムとは…なんとフォーク!
フォークを使うだけで1分の作業が10秒になるんですよ。こんな時短ワザ、もっと早くに知りたかった…!
ということで、当記事ではフォークを使ってこんにゃくに網目状の切り込みを入れる方法やこの方法をオススメする理由、またおでん以外にどんなお料理に役立つのかをご紹介。
包丁の使い方にまだ慣れないお料理初心者さんや、お料理をしたがるけどまだ包丁を使わせるのは心配な子供さんでもできる方法なので、ぜひ読んでいってくださいね。
目次
こんにゃくの網目状の切り込みをフォークで入れる方法
【用意するもの】
- 板こんにゃく
- フォーク1本(先は鋭利なほうがベター。ケーキ食べる小さいフォークではなく食事用の大きいやつ)
【やり方】
- 板こんにゃくをベローンと寝かせて置きます。
- フォークをうつ伏せ(カーブの膨らんでいるほうが上になる状態)にしてこんにゃくの端っこを貫かない程度に軽く刺し、刺したまま斜めにスーッと引きます。
- 最初に引いた線と平行になるように、何度か繰り返します。
- 今度は2.~3.の線と交わるように線を引きます。垂直でなく多少斜めになっていても大丈夫。引きにくいと思ったらこんにゃくの方向を回転させてもいいですよ。
- 3.と同じように繰り返します。
- 片面完成。裏面も同じように。
こんにゃくの切り込みには包丁よりもフォークを使ったほうがよく味がしみる
私がこんにゃくの切り込みには包丁よりもフォークをオススメする理由は、下ごしらえの時短以外にもあります。
それは、フォークで切り込みを入れたこんにゃくのほうが味がしみやすいという点。
こんにゃくの切断面は、包丁で切った場合スパッと鋭利でキレイですが、フォークで切るとやや粗くザラザラしています。『ザラザラしている=凹凸がある=表面積が多い』ということになりますので、味がしみこみやすくなるというわけ。
おでん以外にも網目状の切り込みこんにゃくは使える!
こんにゃくにフォークで網目状の切り込みを入れる方法は、おでん以外のお料理にも大活躍します。
こんにゃくの煮物
こんにゃくを使った煮物のレシピでは、こんにゃくを手でちぎったりスプーンで切ったりするものが多いですが、これもこんにゃくに味をしみこみやすくするための作業。フォークで代用が可能です。
また、ツルツル滑ってお箸でつかみにくい煮物のこんにゃくに網目が入ることでつかみやすくなるので、お箸トレーニング中の小さい子供さんがいる場合は特にオススメですよ。
こんにゃくの焼き物
こんにゃくステーキやこんにゃくを使った炒め物を作る際にフォークで網目状の切り込みを入れておけば、味がしみこみやすいだけでなく網目にこんがり焼き色がついて食欲をそそるので一石二鳥!
板こんにゃくから糸こんにゃく(太目)を作る
網目の切り込みとは少し違いますが、
『肉じゃが作ろうと思って冷蔵庫開けたら、糸こんにゃくだと思っていたのが実は板こんにゃくだった!』
こんな場合は、板こんにゃくを全部フォークで細く引き裂いて糸こんにゃくにしてしまうのがオススメです。
いつもと同じレシピでも、市販の糸こんにゃくを使うのとは少し違った気分が味わえます。特にほうとううどんやフェットチーネが好きならハマると思いますよ。
さいごに
フォークを使ってこんにゃくに網目状の切り込みを入れる方法、いかがでしたか?
私はこの方法を知ってから、おでんのこんにゃくの下ごしらえがぐっと楽になりました。
というか、最近はネギタロ(5歳男子)がこんにゃくフォーク係に就任したので、私はあまりやっていないんですけどね!
それくらい簡単なので、ぜひ一度ためしてみてください。きっともう包丁でこんにゃくに切り込みは入れられないカラダになりますよ。笑